Go API Server 環境構築
概要
開発の際に Go 言語の API Server をローカル開発環境で立ち上げる事があったので、備忘録です。
そもそも Go 言語とは
Google が開発しているマルチプラットフォームなプログラミング言語です。 大抵のことはできるそうです。(docker も Go 言語で作られている) 詳しくは公式サイトを確認してください。
API Server とは
API = Apprication Programming Interface の略。 どのアプリーケーションでも共通で使える機能を提供する仕組みのことです。 API Server = http 等の Web 技術を用いて構築されたもので、API より意味合いは限定的になります。 また、データ通信は JSON で行うので、プログラミング言語に縛られません。
環境構築
前提
Homebrew が入っていない場合
下記をターミナルで実行して下さい。 詳しくはこちらで確認して下さい。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
Go 言語のインストール
Go 言語をインストールしていきます。 下記をターミナルで実行して下さい。
brew install golang # Goのバージョン確認 go version
以下を~/.bashrc に書き込む
お好みのエディターを使って ~/.bashrc
を開き、下記の内容を追記して下さい。
export GOPATH=$HOME/go export GOBIN=$GOPATH/bin export PATH=$GOBIN:/usr/local/go/bin:${PATH}
上記では Go 言語の PATH を設定しています。
- デフォルトの\$GOPATH は \$HOME/go になっていますが、明示しています。
- \$GOPATH/bin を \$GOBIN として設定しておきます。
- go get したツールは\$GOBIN に入るため、PATH を通しています。
また、デフォルトでは~/.bashrc
は常時読み込みではないので、同様に~./bash_profile
に下記を追記して下さい。
if [ -f ~/.bashrc ] ; then . ~/.bashrc fi
ここまでの内容を追記し終えたら、一度ターミナルを再起動しましょう。
補助ツールのインストール
Go API Server を立てる際に便利な補助ツールです。
dep の導入
依存パッケージ管理ツールです。 下記でインストールして下さい。
brew install dep
dep version
でバージョンを確認して、 v0.4.1 以上を使うようにしてください。
ghq の導入
brew install ghq # ghqのディレクトリ設定 git config --global ghq.root $GOPATH/src
実際に使用する場合は下記のようにして、GitHub リポジトリをクローンして下さい。
# リポジトリをクローン ghq get <リポジトリのURL>
nodemon
ファイルの変更があれば、自動で再起動をかけてくれる便利なツールです。 このツールは Node.js という JavaScript の環境からインストールして下さい。
npm i -g nodemon
もし Node.js が入っていなければ、これまでと同じように brew でインストールして下さい。
brew install node
make
mac であればデフォルトで入っているはずです。
念のためにwhich make
で確認して下さい。
もし上手くいかなければ、こちらが参考になります。
まとめ
以上で、Go API Server の環境構築が完了しました。 この記事では API Server を立ち上げることはしませんが、 実際に API Server を立ち上げるところまで書いていきたいと思います。